公開日 2024年07月26日
令和6年7月10日(金)、「令和6年度TOPIA多文化共生セミナー」を開催しました。
講師に一般財団法人ダイバーシティ研究所 代表理事 田村太郎さんをお招きし、「外国人受け入れとこれからの地域づくり~多様な“みんな” でつくる、持続可能な徳島の未来に向けて~」と題し、講演をいただきました。
参加者は、県内の外国人相談支援に関わる国・県・市町村の関係部署や専門機関、地域国際交流協会・地域日本語教室の実践者、一般申込みをいただいた県民の方々など、約100名が聴講しました。
講師からは、社会を脅かすグローバル・イシューを背景とした「多様な担い手」が活躍できるダイバーシティ推進の重要性、日本で暮らす外国人の概要と多文化共生のこれまでの経緯、そして外国人とともに持続可能な地域を作るために必要な視点について、最後に“国際標準を踏まえた”「徳島らしい多文化共生の推進」に向けたお話をいただきました。
参加者からは、以下のような感想がありました。
- ダイバーシティの重要な世の中になっている。
- Toerance(寛容さ)が日本は弱いとお伺いしましたが、徳島も大変弱いと思っています。この点を自分も今後の外国人対応に留意し、また地域の他の人にも話をしていきたい。
- 外国人材を『安価な労働力』としてではなく『イノベーション』をもたらす人材として受け入れることが大切。
- 外国人の問題でなく、魅力ある地域社会の作り方(が大事)と捉えた。
- 徳島に永住する外国人が多くなることを前提に、私たちと同じく徳島の未来を支える支援者であってほしい仲間として、相互理解を深めていきます。
セミナー後、この内容をもっと多くの人と共有する必要があるとの声をいただいています。
TOPIAは県内地域関係者と連携・協力しながら、多文化共生を広めていけるよう活動を展開していきます。
※本事業は、一般財団法人自治体国際化協会(CLAIR)の地域国際化推進アドバイザー派遣事業を活用して実施しましました。