公開日 2025年08月27日
8月20日(水)、TOPIA会議室で外国人を対象とした年金セミナーが開催されました。講師として日本年金機構徳島北事務所から職員3名が来られ、ベトナム・インドネシア・フィリピン・ネパール・中国出身の9名の外国人がセミナーに参加しました。
参加者は中国語・英語・ベトナム語の3つのグループに分かれ、TOPIAでは相談員による通訳と、通訳アプリを活用した通訳のサポートを行いました。講師からは、国民年金の仕組みや加入の意義、保険料を納めない場合に生じる不利益、また、学生納付特例や経済的に支払いが困難な場合に利用できる免除や猶予制度についても丁寧に解説いただきました。さらに外国人も年金加入が義務であり、年金の未納が在留資格(ビザ)に影響する可能性があることや、帰国時に受け取れる「脱退一時金」の申請方法についても説明がありました。
講義後には、個別相談に対応いただきました。参加者からは「年金の仕組みを初めて理解できてよかった」「未納の空白期間があり不安だったが、今回の話で解決の糸口が見えた」「厚生年金の扶養家族についても聞けてよかった」などの声が寄せられました。今回のセミナーは、外国人住民にとって日本の社会保障制度への理解を深める貴重な機会となりました。